自己肯定感って？無理に自己肯定感を高めないでも大丈夫。

自己肯定感は、自分自身に対する肯定的な評価やありのままの自分を自分自身で受け入れる能力のことです。これは、自分を大切にし、自分の強みや弱みを理解することから始まります。

自己肯定感が高まると、他者の評価に左右されず、自分の価値をより客観的に見つめることができ、自分だけの世界で自分が幸せかどうかを判断することができるようになります。

社会やSNSの影響に左右されず、自分を受け入れることができるため、自己肯定感が高い人ほどメンタル的に病むこともなくなり、自己成長することができます。

SNSによって、他者との比較を簡単にできてしまう環境ができてしまいました。また、ときには比較したくないにもかかわらず、SNSを開くだけで勝手に劣等感を感じてしまうような情報が入ってきてしまいます。

他人の成功や幸福な瞬間が目につくことで、自分との差異を感じることは特に心が繊細な10~20代の世代にとっては当たり前のことで、これが自己肯定感に悪影響を与えることがあります。

自己肯定感を保ちずらいような自分と誰かを簡単に比較できてしまう環境だからこそ、自己肯定感を持って自分の価値観で自分が幸せかどうかを判断することは大切なことです。

でも、このような環境で自己肯定感を持つことができるほど強い人は多くないはずです。

無理に自己肯定感をもつ努力をしても、たくさんの情報が溢れる世の中で生きているといつかは他者と比較してしまい、努力すればするほど無力感によってさらに自己否定してしまうこともあります。

まずは、自己否定をしないこと。自己否定をせずに自分が楽しいとか嬉しいとかポジティブな感情を持っているのがどうゆうときなのかをちゃんと理解して、その時間に思いっきり熱中してみることから始めるのが良いと思います。

自己肯定感が低いかどうかは、まず下記の4点を考えてみてください。

1. ・自分の強みは何か。
2. ・自分の弱みを理解していて、それを他人に曝け出せるか。
3. ・目標に向けて努力していることができているか。
4. ・周囲から見た自分の強みを理解しているか。
   
   すぐに答えられるようになる必要はありませんが、自分が自己肯定感を持ててる状態とは、この質問にすぐに自信を持って答えられる状態、ということを１つの指標にしてみてください。

自己肯定感を高めるための方法は下記の２つです。

01.自分をちゃんと理解する

自分の強みや弱みを理解し、「自分らしい」が何かをちゃんと理解することで、ふとした瞬間に自分らしさを感じ、自分を好きになれるきっかけになるはずです。

02.ポジティブワードを心がける

毎日の中で自分に対してポジティブな言葉をかけ、自分を励ますことが大切です。ネガティブな言葉はとても大きな力があり、ずっと自分の心に残ってしまいます。

スマホの中にたくさんのネガティブな感情から生まれる発言が溢れているからこそ、まずは自分で自分を傷つけないことが何よりも大切です。

自己肯定感を高めるために具体的に下記の行動を意識してみてください。

もちろん、簡単にできることではないけれど、この行動ができたときには、自分を最大限に褒めてあげることで少しずつ自分に自信を持ってみようと思えるきっかけになるはずです。

01.新しい挑戦をする

どんなに些細なことでも、自分がやりたいと思ったことを躊躇せずにやってみることで、小さな成功体験が生まれるはずです。

自分も意外とやればできる、そんな思いが少しずつ芽生えてくることができれば自己肯定感を正しく築けている証拠です。

02.人とのコミュニケーションを積極的にとる

否定されるのはとても怖いことだけど、勇気を持って自分の意見や好きなことを誰かに伝え、それを認められることは自己肯定感を持つ上でとても大切なことです。

まずは自分を否定してくるような人から距離をおき、自分を肯定してくれるような人が周りにいる環境を作ることが何よりも大切です。

簡単に違いを説明すると、自己肯定感は「私は価値がある」と思えるかどうか、自己効力感は「私はできる」と思えるつかどうかです。

自己効力感が高まることで、自分の価値を見出すことができるようになるし、自己肯定感が高まることで、未知のことでも自分ならできるという感覚を身につけることができます。

自己肯定感と自己効力感はお互いを強め合うこともできますが、どちらかがマイナスになればもう片方もマイナスになっていってしまいます。

両者を上げ続けるような良い循環を作ることが大切です。

自分を受け入れ、大切にすることが自己肯定感向上の重要なステップです。

他者との比較に囚われる時間がないほど、自分の好きなことに熱中して自分を大切にする時間が自然と増えることで、自己肯定感も自然と向上します。

無理に自己肯定感の低い自分を見つめて、どうすれば自分を好きなれるのか、自分の価値が何なのかとかを考えるよりも、もっと気楽に自分の好きなことを大切にする時間を増やすことだけを考えてみてください。