自己肯定感を高める方法。自己肯定感が低いってそんなにだめ?
自己肯定感が低いからといって必ずしも悪いわけではないし、無理に高める必要はありません。それでも、少しでも自分に自信を持ちたいと思い始めることができた方にとって、この記事が役に立つことができたら嬉しいです。
公開日:2023.12.11更新日:2024.03.02
目次開く
自己肯定感が低い自分。ずっとこのままじゃだめな気がする。
自己肯定感が低いことに悩む人が明らかに多い現代社会だけど、自分を認めれないから頑張れることもあるし、自分に自信がないから人一倍誰かに優しくできることもあると思います。
とにかく高めなきゃと思う必要はないけれど、それでもやっぱり、自分を傷つけてしまうくらいに自分に自信が持てなくなることは良くないです。
この記事が少しでも自分に自信を持つ努力をしてみようと思い始めることができた方のお役に立てたら嬉しいです。
自己肯定感が低いことによるデメリット
デメリット①人の目を気にしすぎてしまう
自己肯定感が低いと、自分の意見や行動に不安を感じ他人の目を気にしすぎる悪循環に陥ります。
自分の意見や行動を周りの目を基準にして決めてしまうと、自分で判断することができなくなってしまい、常に判断を誰かに委ねないといけなく、自尊心がなくなっていってしまいます。
デメリット②何でもネガティブで否定的に考えてしまう
自分に対する信じられないほどのネガティブな見方が当たり前になり、ポジティブな局面でも悲観的になってしまいます。
周囲が自分のことを褒めてくれたり、一緒に喜んでいるときに1人だけ悲観的になってしまうと、それは周囲にもネガティブな雰囲気を与えてしまい、あまり良くない気持ちにさせてしまうかもしれません。
デメリット③都合のいい人になってしまう
あまりにも誰かに嫌われたくない、という気持ちが強くなりすぎて、自分を常に犠牲にして相手に喜んで欲しいという考え方が癖づいてしまいます。
でも、世の中の多くの人はそんな自己犠牲の気持ちを察してくれることはありません。本当に信頼のある人間関係というのは、お互いにバランスを持って気を遣い合いながらわがままを言える関係という認識を忘れないようにしましょう。
デメリット④他人と比較してしまう
低い自己肯定感は他者との比較に敏感になり、他人の成功や幸福を自分の基準にしてしまいます。これにより、自分の達成や幸福を見過ごす可能性があります。
例えば、自分は家でゲームや漫画に浸っている時間が本当は一番幸せを感じるはずなのに、SNSを見てキラキラした見た目でおしゃれなカフェに行ったり、ブランド品を身につけることをして、それが自分にとって幸せな状態と錯覚させてしまうのです。
自分自身の価値観を自分で誤魔化すようになったら、それは自分の心が危険に向かっているサインかもしれません。
自己肯定感を高めるための行動や考え方
自己肯定感の高め方①他人を幸せにするために自分が幸せになる
本当にお互いに信頼できる関係を築ける人であれば、自分の幸せを本気で喜んでくれるはずだし、相手が不幸になってまで自分を幸せにしてくれるようなことを望まないはずです。
自己肯定感が低い方には誰かが喜ぶ姿を見て充足感を感じる傾向にありますが、自分が幸せでない状態では本当に誰かを心から幸せにすることはできないし、幸せな人が近くにいること自体が周囲の人がポジティブなるきっかけにもなります。
誰かを幸せにしたいと思えることは自己肯定感に悩める繊細な心があるからこそ持てる素晴らしいことです。だからこそ、それを実現するために自分が幸せになることを第一に考えてみましょう。
自己肯定感の高め方②自分で自分の心を傷つけない
過去の失敗や過ちに囚われず、自分に対して理解と寛容な態度を持つことが必要です。
自己肯定感を無理に高めることよりも、自己否定を続けて自分で自分にネガティブな言葉を投げかけてどんどん自分を傷つけてしまうことが一番良くないことです。
自分の存在価値とか誰の役にててるのか分からない状況だとしても、自分だけは自分のことだけを大切にしてあげてください。
自己肯定感の高め方③ポジティブな言葉を意識してみる
日常の言葉遣いに注意を払い、自分に対して肯定的な言葉を使うことで、ポジティブな気持ちが育まれ、自己肯定感が向上します。
ネガティブな言葉を出してしまうことが癖になってしまっている方も、そんな自分を否定する必要はなく、ポジティブな言葉を出せたときに自分のことを最大限褒めてあげてください。
自己肯定感の高め方④断る勇気を忘れずに。
他人の期待に応えることばかりに焦点を当てず、自分の意志を尊重し、必要なときには断ることが大切です。
断ったくらいで嫌ってくるような人と関わる必要はないし、断ってみたときの相手の対応がこれからも信頼できる関係を築いていけるかの判断にもなります。
また、何でも引き受けてくれる人よりも、ちゃんと断れる人が聞いてくれたお願いの方が感謝もされるし、その行動に価値が生まれます。
自己肯定感の高め方⑤1人反省会はしない
自分を責めすぎず、ポジティブな方向に向けて進むためには、過度な自己反省を避けることが重要です。過去の経験から学び、前向きな方向に進むことを心がけましょう。
自己肯定感を下げないために辞めるべきこと
01.すぐに謝る
自己肯定感が低い人は、些細なことでもすぐに謝罪する傾向があります。
無理に謝ることで自分を小さく見せてしまい、高圧的な態度をとってくる人もいます。「ごめんなさい」や「すみません」を反射的に言ってしまっていないか意識してみてください。
02.未来のことを心配して不安になる
未来のことを考えても未来が確実にわかることはないので、ネガティブに考えがちな人ほど、どんどんと不安な思いが募っていってしまいます。
リスクを十分に考えることは大事ですが、良くないイメージばかりを想像してしまうことも良くありません。将来のことは自分の頭の中で想像している仮定でしかありません。よくない将来を何度もイメージすることは、自分自身でその仮定を現実にする可能性を高めてしまうだけです。
リスクや不安に思うことを明確にした上で、あとは楽観的に考え今のことに集中しましょう。
03.他人と比較して自分を肯定する
他人との比較は自己肯定感を低くする大きな原因の一つです。
自分より劣っている他人の部分を探して、誰かを下に見ることで自分を肯定することは自己肯定感ではありません。その行為自体が自己肯定感が低い証拠です。
自分の基準で自分に自信を持てるようにならなければ、それは自己肯定感を持てない自分を誤魔化しているだけで、幸せになるための自己肯定感の高め方ではないのです。
04.SNSで自分の意見を探さない
SNS上で他人の意見や評価を気にしすぎないようにしましょう。他人の意見に流されず、自分の考えに自信を持つことが重要です。
SNSで他人の意見を見て、自分の意見を構成していくと、次第、他人の意見を組みあせたり、真似しているだけなのに、自分の意見を持てなくなっている状態を認識できなくなっていってしまいます。
05.完璧主義にならない
完璧を求めることは自己肯定感を低下させる可能性があります。失敗するということは、もっと自分を好きになれるチャンスがあるということにもなるし、そもそも完璧なことなんてありません。
誰かの価値観において100%に見えるだけなので、完璧にこだわることは自分を苦しめる考えでしかないのです。
大切なのは、自分を傷つけることだけはしないこと
自己肯定感が低いことに悩める繊細な心があるからこそ、誰よりも他人に優しくできたり、常に周りの人の心を気遣えることができます。
しかし、自己肯定感があまりにも下がってしまうと他人の評価に敏感になり、否定的な思考を生み、他人の期待に合わせることで自分を見失う可能性があります。
自己肯定感がないことに悩むよりも、そんなときは自分で自分を傷つけてしまわないように、謝罪を過剰にしない、未来の不安に囚われない、他者との比較を避けるなどの行動が重要です。
八方美人を目指さず少しわがままなくらいの自分であることを大切にして、完璧主義に陥らない柔軟な考え方を持ってみてください。