自己肯定感が低すぎる、、自己否定で自分の心を失わないために
自己肯定感って低いのが当たり前で、自分に自信を持つことができる人がすごすぎるだけだと思います。自分を認めてあげられなくても良いから、自分で自分のことだけは傷つけないということが何よりも大切です。
公開日:2024.03.02更新日:2024.04.05
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自己肯定感がないのが気付いたときには当たり前になってた
他人と簡単に比較ができてしまうし、比較することが強制されているようなSNS社会で、自己肯定感が低いのは不自然あことではなく、自己肯定感を保っている人が強い心の持ち主だけな気がします。
でも、他人との比較を続けるうちに自己否定が強くなっていって心に小さな傷を刻み続けていって辛くなる。だんだんとその傷による痛みに鈍感になっていくけど、その痛みはふとしたときにちゃんと自分を苦しめる。
だから、自己肯定感を無理に高める必要はないけど、自分を傷つけてしまうくらいに自分に自信が持てなくなることは自分を守るために、良くないことです。
この記事が少しでも自己肯定感に悩む人に寄り添えることができたら嬉しいです。
自己肯定感が低いことによって起こる問題や特徴
01.承認欲求が強くなりすぎる
承認欲求自体は悪いことではありません。周囲に認められたいという思いが原動力になることもあるし、人は複数人で共同体で生きるものだから、その信頼している人たちに認められたいと思うことは自然なことです。
でも、過剰に周囲やそこまで自分とは関わりのない人にまで承認されたいという感情は、自分自身の価値を全て他人からの評価で決めてしまうということです。それぞれ、違う感性や個性があるのだから、他人からの評価で100点を取ることなど絶対に不可能なんです。
他人からの評価だけを自分の評価にするということは、本来の自分が理想とする外見や内面を決める感性・個性そのものを見失ってしまっている状態です。
つまり、存在しない感性や個性で形作った自分を絶対に100点を取れない他人の軸で評価をするのだから、自分の想定よりも評価は低くなり、自己肯定感低下のサイクルに繋がってしまいます。
02.プライドが高くなる
自己肯定感が低いと、自分の心をどうにか守るためや、少しでも自分を認めるために、見栄を張ったりプライドが高くなりがちです。
でもそれは短絡的であって、自己肯定感を高めることはありません。
自分にある付加価値を好きになることは、その価値がなくなったら自分を認めることができなくなってしまうということです。
ステータスや能力がなくても、ありのままの自分を好きになることが本質的な自己肯定感の保っている状態です。プライドを保ち続けることは自己肯定感の低さの解決から目を背けているだけにすぎないのです。
自己肯定感が低くくなる主な原因
01.親や兄弟など家族の影響
親からの厳しい言葉や批判的な態度、過保護な育て方、兄弟との比較をされるなど、親の意思を押し付けられたり、何かと比較したものでしか誉められる経験をされてこなかった人ほど自己肯定感が低くなる傾向があります。
そのため、自己肯定感の低さに悩んで、自分の過去に原因を感じたら、自分の心の中では全部家族や親のせいにしてしまえば、少しは辛い気持ちが軽くなると思います。
02.理想が高くて自分に厳しい
完璧を求めて、そうでない自分を認めてあげられないということは、自分より優れている人がいたら自分の価値を感じなくなってしまうということです。
でも、完璧な人なんて本当にほぼいません。美容や外見においてはどんだけ理想を追い求めても悩みは無限に出てくるしトレンドが代われば、外見の悩みも変わります。勉強だって上には上がいて、全人口の中で1位にならない限り、完璧になることはできないのです。
それに失敗することやコンプレックスを抱えているということは、今よりももっと自分を好きになれるチャンスがあるということです。それに向かって無我夢中に頑張れてる自分を楽しむことが大切だと思います。
誰かの価値観において100%に見えるだけなので、完璧にこだわることは自分を苦しめる考えでしかないのです。
03.他人との比較癖 (SNSの発展)
SNSによって、全然自分の人生とは全く関係のない人まで、自分との比較を簡単にできてしまう社会になってしまいました。
SNSがなかったときであれば、比較対象はリアルで関わる人くらいで、自分と価値観が近い人たちばかりだから、悩むほどの劣等感は感じません。それに、TVなどでみる芸能人は自分とは違う雲の上の存在だから、比較しようとも思わない存在でした。
しかし、現代ではときには比較したくないにもかかわらず、SNSを開くだけで勝手に劣等感を感じてしまうような情報が入ってきてしまいます。
他人の成功や幸福な瞬間が目につくことで、自分との差異を感じることは当たり前で、特に心が繊細な10~20代の世代にとっては、それが日常の華やかな一部を加工して切り取ったものではなく、自分にとっての非日常を日常として過ごしているという印象を受けとりかねなく、これが自己肯定感に悪影響を与えることがあります。
自己肯定感が低いって本当にだめ?
自己肯定感が低いことによって起こるさまざまな辛さや問題点はたくさんあります。
でもそれと同じくらい、現在の社会には自己肯定感を保ちづらくていしる原因が溢れているのです。
そんな環境では、一部の心が強い人以外は、無理に自己肯定感をもつ努力をしようとしても、結局どこかでその原因となるものに囲まれてしまい、努力すればするほど自己肯定感を取り戻せない自分に、無力感を感じてしまい、立ち直れなくなってしまったり、自己否定してしまうこともあります。
だから、無理はしなくていいし、自己肯定感が低いままでも生きていけるのならそのままでも良いと思います。
まずは、自己否定をしないことだけが大切です。心が繊細な人ほど自分を傷つけやすくなっている社会だからこそ、自己肯定感が低いことは、誰よりも人の痛みに共感できて、誰よりも優しく入れている証拠なんだと思います。
自分を傷つけずに、自己肯定感が低い自分ごと受け入れてみる
この記事を読んだだけで、本気で自分の自己肯定感の低さに悩んでいる人が何か勇気を持ったり、辛さが解決されることはないと思います。
でも、まずは自分を傷つけない、自分に自信を持つ必要なんてそもそもないから、自己否定をしないということだけは忘れないでほしいです。
自分を認められなくて辛くなって、そんな弱さを持つことって、とても人間的だなとわたしは思います。
誰よりも優しくて人間らしい、自分を認められない自分ごと受け入れてみることができれば、自分の心の苦しみを少しだけ和らげてくれると思います。