承認欲求と上手く付き合っていこう
「誰かに認めてもらいたい」そんな気持ちは誰でも抱いています。今回は、承認欲求の強い人の特徴や恋愛観ついてまとめました。
公開日:2024.04.10更新日:2024.04.07
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そもそも承認欲求とは?
承認欲求とは「周囲から認められたい」「否定的な評価を受けたくない」「自分を価値ある存在として認めたい」という願望を指します。例えば、「自分の話を聞いて欲しい」「自分の努力を褒めて欲しい」といった感情は承認欲求にあてはまります。
承認欲求は誰もが抱く欲求であり、向上心につながるなどポジティブな作用な面もありますが、欲求が強すぎると他人に嫌な思いをさせてしまうなど、人間関係に悪影響が出てしまいます。
自己顕示欲との違いは?
承認欲求の他に「自己顕示欲」というものもあります。自己顕示欲とは周囲よりも自分を目立たせたい、自分を周りにアピールしたいという欲求のことを指します。
自己顕示欲も承認欲求と同様、誰でも抱く感情です。いずれも人から認められることを求める欲求ですが、自己顕示欲は「自分の存在を周囲にアピールしたい欲求」であるのに対し、承認欲求は「周囲に自分のことを認めてもらいたい欲求」です。
承認欲求が強くなる2つの原因
1.SNSの発達
SNSの発達により、共通の趣味や同じ目的の下に集まる人たちと繋がり、自分と同じような考え方や悩み・共感してくれる人がいることで、自分の存在が認められていると実感します。
また個人の発言にコメントがつくので「影響力がある」という錯覚になってしまいます。他者から評価されたい欲求に依存しやすくなるため、SNS上での評価に振り回されてしまいます。
2.家庭環境
家庭環境も承認欲求の強さに関係します。
両親から褒められることが少なかった、愛情を十分に受けられなかった人は、他者から認められた経験に乏しいまま成長します。「自分は必要とされていない」と感じてしまい、大人になってからも自分に価値がないと考えてしまうので、他者の評価に依存してしまいます。
逆に、幼少期に愛情を過剰に受けることも、承認欲求が強くなります。甘やかされて何をしても問題ない環境で育つと、他者に認められることが当然になってしまいます。成長してから認められることが減ると、子供の頃のように認められたいという欲求が強くなることで、承認欲求が強くなりがちです。
承認欲求が強い人の特徴
①主張が強く過度なアピールをしてしまう
自分の成果を過度にアピールしたり、自慢したりする特徴があります。自分の仕事ぶりを褒めてほしいことから、このような言動が見られるといえるでしょう。
②自分の話をしすぎて相手の話を聞かない
「自分の話を聞いてほしい」「称賛を得たい」という気持ちが強いので自分の話ばかりをしがちです。自慢や自分の優れている点を一方的に話します。他人の話には耳を傾けない、話す隙を与えない傾向があります。
③他人からの評価を気にしすぎる
承認欲求が強い人は「周りの目を気にしすぎてしまう」という特徴もあります。他人からの評価を気にするため、本音ではなく自分がよく見えるような言動がみられます。
④プライドが高く他人を認めない
承認欲求が強い人の中には、「誰よりも自分は特別だ」という意識を持っている人もいます。プライドが高く、嫉妬心が深いため、自分よりも他人が評価される状況を好みません。他人を褒めたり、功績を認めることも少ない傾向です。
承認欲求が強い人の恋愛観
①嫉妬心が強く束縛してしまう
承認欲求が強すぎる人は、パートナーにとって自分が1番の存在でないと気が済みません。少しでも異性と楽しそうにやりとりしているだけで強い嫉妬心と対抗心を抱きます。「異性の連絡先は全部消して」「異性がいる飲み会や同窓会には行かないで」「何してるか報告して」など、だんだん相手の行動を制限し、束縛してしまうのも特徴です。
②頻繫に愛情を確認する
承認欲求が強すぎる人は、パートナーから嫌われること・見捨てられることを常に恐れています。「どれだけ自分を愛してくれているか」「必要としてくれているか」が気になって仕方ないのです。そのため「どこが好き?どれくらい好き?」など何度も愛情を確認する傾向があります。中にはわざと別れ話を切り出し、愛情を確かめようとする人もいます。
③感情的になりやすい
付き合っていると、お互い直してほしいことなどを指摘するときもあります。しかし承認欲求が強すぎる人は、プライドが高く、相手から否定されることに敏感に反応します。そのため、何か少し言っただけですぐに感情的なってしまいます。冷静さを失っているため、大きな喧嘩に繋がるケースが多いです。
承認欲求の強さ診断
ここからは、承認欲求の強さをチェックしてみましょう。普段の生活を思い出しながら答えてみましょう。
・自分に自信がもてない
・XやInstagramなどのSNSをなんとなく1日中見てしまう
・失敗することを恐れてしまう
・他人を比べてしまう
・自分の話を盛ってしまうことがある
・他人からの評価がとても気になる
・他人が認められているのをみると嫉妬してしまう
・プライドが高い
・目立つことが好き
・他人を褒めることはあまりしない
・さみしがり屋で孤独になるのが嫌い
・学歴や所属、職業の地位などの肩書を気にしてしまう
当てはまる数が多ければ多いほど承認欲求が強い傾向にあります。
承認欲求とうまく付き合うには?
承認欲求は誰もが抱く欲求で完全になくすことはできません。しかし「承認欲求が強い」と自覚して悩んでいる場合、自身の承認欲求とうまく付き合っていく方法を紹介します。
1.自分自身を認める
承認欲求が強い人は、他人からの評価を気にしすぎてしまう特徴があります。自分でコントロールできない他者からの評価よりも、自分で自分を認められるような行動に目を向けて見るとよいでしょう。「こうでなければ自分には価値がない」と思い込みをせず、まずは、ありのままの自分を受け入れると自然と自己肯定感も上がると思います。
2.SNSから離れる
SNSでの「いいね」や「コメント」の数を気にしたり、他人と自分を比較してその評価に振り回されることが多いときは、SNSの影響で承認欲求が強まっている可能性も考えられます。1日のうちでSNSから少しの時間だけ離れることも大切だと思います。
もっと自分のことを好きになろう♡
いかがでしたでしょうか。今回は「承認欲求が強い人」の特徴や恋愛観についてまとめました。承認欲求は誰もが抱く欲求ですが、人によってその欲求の強さは異なります。自分がどんなときに、承認欲求を強く感じるか?などを把握していると、もっと生きやすくなると思います。
少しでも参考になったら嬉しいです。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。