承認欲求がない人ってどんな人?承認欲求の抑え方も知っておこう
誰かに認められたい、評価されたい。そんな誰でも内に秘めてる欲求を承認欲求と言いますが、反対に承認欲求がないと思われる人もいます。今回の記事では、承認欲求がない人にフォーカスしました!
公開日:2024.05.03更新日:2024.04.25
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承認欲求がない人はいるの?
承認欲求とは「周囲から評価されたい」「認めてほしい」という願望を指します。前提として、承認欲求は誰にでもある欲求です。
ですがまれに「この人承認欲求ないのかな」と感じる人がいます。実際にはなさそうに見えるだけで、全くない訳ではありません。ではなぜ、ないように見えるのか。それは承認欲求の種類によっては、他人から見えにくい性質を持っているからです。
承認欲求の種類は大きく2つにカテゴライズできます。
・他者承認欲求
・自己承認欲求
他者承認欲求は、他人から評価されたい気持ちが強いので、欲求を満たそうとするなら他人と関わる必要があります。一方で自己承認欲求は、自分で自分を評価するので、他人から見ると欲求が隠れているような状態。
つまり「承認欲求がない人」は、他人軸よりも自分軸が強い為に、他人からは承認欲求がないように映る人と言えます。
承認欲求がない人の特徴
ここからは、承認欲求がないように見える人の特徴を見ていきます。また、承認欲求を捨てることができなくても、抑え方のヒントとなる内容になっています。ぜひ参考にしてください!
認められることにこだわらない
承認欲求が少ない人にとって、他人からの評価はあまり重要ではありません。もちろん褒められれば嬉しいと感じますが、評価されたいから頑張らなきゃ!とはなりません。
他人からの評価が気にならない為に、頑張りを認められなくても良しとなります。自分軸で物事を進めていけるので、ストレスフリーと言えるでしょう。
嫌われるのを気にしない
一般的に承認欲求が強い人は、他人から嫌われるのを嫌がります。反対に承認欲求が少ない人は、他人に過度に期待しない為、他人から悪意を向けられても動じないのが特徴です。
とは言え、全く気にしていないわけではありません。嫌われることが、自分の価値が下がるほどの一大事と捉えていないのです。
他人に振り回されない
承認欲求により、自分を良く見せたい気持ちが原動力になる人は非常に多いです。
反対に承認欲求が少ないと、他人に自分の言動を左右されません。承認欲求が少ない人にとって、言動の主導権を握っているのはあくまでも自分自身です。
周囲の人に振り回されないので、自分が幸せである為の生き方を追及できます。
承認欲求がないのはなぜ?
先にお伝えしたように、承認欲求がないように見える人は他人より自分自身を認めることに重きを置いています。この章を読めば更に理解が深まります。ぜひ最後まで読んでみてください。
満足点を高くしすぎない
承認欲求が少ない人は、自分自身が満たされていれば幸せを感じられる人です。
例えば、AさんとBさんがデコうちわを作って販売するとします。Aさんはフリマアプリに出品して、たくさんうちわが売れれば努力が認められたと感じます。
一方でBさんのうちわはほとんど利益がなく、時間をかけて友人の為に作ります。Aさんから販売のアドバイスをもらうこともありますが、Bさんは現状に満足しているのです。
なぜならBさんは決まった数のうちわを作って、友人が喜んでくれればOKとしているから。
このように承認欲求が少ない人は、物事に執着するよりも、自分の内にある価値観を重要視しているのです。
自己承認力が高い
自己承認は、自分自身の存在価値を認めるのが特徴です。弱点ごとありのままの自分を受け入れる自己受容のひとつで、周囲からの評価に行動を左右される他者承認とは異なります。
また、似たような言葉に自己肯定感があります。自己肯定感は自分の可能性を信じ、行動や能力に自信を持つことを指します。
自己承認力が高いほど自己肯定感につながるので、結果的に承認欲求が少なく見えます。
努力よりも結果の方を重要視している
人が他者を評価する時、結果を出すまでのプロセスや努力を重視する傾向があります。
反対に、承認欲求が少ない人は外部からの評価を気にしないため、過程を褒められることは重要ではありません。どちらかと言うと、努力によって得られた結果に自己価値を見出すのです。
承認欲求がない人のメリット・デメリット
承認欲求がないと聞くと、なんとなく羨ましいな〜と思うかもしれません。でも実際には、承認欲求がないと困ることも。ここでメリット・デメリットを解説します。
メリット
他人からの評価に左右されず、自分のものさしで行動できる点が最大のメリットです。思考や行動の主導権が自分にある為、評価というリスクを恐れる必要がありません。
よってストレスが少なく済み、精神的な安定につながります。精神的な安定は自己肯定感にも影響し「私なら大丈夫」「私ならできる」という自信の源になります。
承認欲求が少ないからこそ、他人との比較や競争に振り回されないのもメリットと言えるでしょう。
デメリット
起こりえるデメリットのひとつは、成長意欲が薄れがちなことでしょう。
承認欲求が少ない人は、他人からの評価が原動力にはならない為、向上心が乏しくなってしまいます。人からどう思われようと問題ないので、仕事や勉強で結果を出さなくてもあまり気になりません。
けれども、褒められると伸びる人がいるように、他人からの評価によって頑張れる物事もあります。したがって、適度な承認欲求は自己成長の為に必要だと言えるでしょう。
承認欲求は克服できる!?承認欲求の抑え方
承認欲求が強くて悩んでいる方は、克服したいと考える機会が多いかもしれません。完全に捨てるのは困難ですが、承認欲求を減らし人間関係を良好にしていく方法があります。
SNSから離れる
SNSでのいいね!やコメントといった反応は、自分が他人にどう思われているかの基準となってしまいます。
SNSを気にし始めると、実生活で承認欲求を得る為に行動したり、常にログインしたりと振り回される要因に。
SNS疲れで病んでしまう前に、対策を取りましょう。具体的には、スマホを物理的に遠ざけるのが有効です。家に帰ったら電源を切る、スマホを誰かに預けるなどの工夫が考えられます。
ありのままの姿を受け入れてくれる人と共に行動する
自分自身が認めてあげられればベストですが、承認を欲する人は長年積もった欲求をこじらせているケースも多いのです。
また、褒められたい願望は、自信のなさからくる場合も。そういった背景があるならば、ありのままの自分を受け入れましょうと言うのは酷な話しです。
おすすめなのは「ありのままのあなたを受け入れてくれる誰か」と時間を共にすること。共有した時間のなかで、こんな私でも良いのかも。と思えるはずです。
承認欲求がない人もある人もバランスを大事に!
今回の記事では承認欲求が少ない、またはないように見える人についてお話ししました。前提として、承認欲求が全くないということはなく、少なからず誰でも持っているものです。
ないように見える人は、自己承認欲求による部分が大きいです。また、承認欲求がない人はメリットも多い反面、デメリットもあると分かりました。良い点だけではなく、場合によっては他人から認められたいと思うからこそ、頑張れることもあるのです。
とは言え、過度な承認欲求は心が不安定になりがち。仕事やテストなど、ここは頑張りたいという場面で発揮しましょう。
人生の主役は自分自身、承認欲求を使いこなして彩りのある日々を送れますように!最後までお読みいただき、ありがとうございました。