グッズ厨とは、推しのグッズを集めることに多くの時間やお金を使うオタクのこと。推しのグッズを楽しむことは立派な推し活ですが、必要以上に時間やお金を消費して自分を大切にできなくなることもあります。

この記事ではグッズ厨をして後悔した話や、グッズ厨をやめる方法をご紹介します。グッズ厨をやめたくてもやめられない…そんなオタクはこの記事を見てじっくり自分と向き合ってみてください。

グッズ集めに夢中になればなるほど、レアなものもコンプリートしたくなります。気付いたら金銭感覚が狂って、高価なグッズに手を出してしまうことも。また、小さな出費も積み重ねれば膨大な金額に。

このお金を若い時にもっと自己投資に使えばよかった、という声が沢山あります。

グッズを買ったり、情報収集したり、交換の取引をしたり…気付けば多くの時間が奪われています。

限られた時間をもっと有意義に使っていたら、と今考えても過ぎた時間は戻ってこないため後悔してしまうのです。

大量のグッズを保管するには多くのスペースが必要です。グッズのせいで部屋が狭くなり、自室がリラックスできない環境になってしまいます。また、引っ越し作業の時にグッズの多さを後悔することも。

はじめは楽しかったはずのグッズ収集がいつの間にか自分を追い込むものになっていた、なんてことがあります。

気持ち的にも、体力的にも知らないうちに削られていませんか？

ずらりと並んだグッズやレアなグッズは、オタクの憧れの対象になります。それによって誰かに認められたいという承認欲求が満たされているかもしれません。また、同担のオタクとグッズへの積みを無自覚に競争し、勝っていることで優越感を抱いていることもあります。

この場合、グッズ集めをやめるだけでなく、他に承認欲求を満たす方法を見つける必要があります。SNSから離れることも大切です。

コツコツ集めてマメに取引してきたオタ友とのつながりがなくなることは不安なはずです。そのようなつながりで社会的な欲求が満たされているのかも。

グッズに頼らずオタ活しているオタ友を作ると、新しいつながりができいい影響を受けるのでおすすめです。

グッズ厨の期間が長ければ長いほどやめられないものです。コンプリートしたいという完璧主義的な一面が働いている可能性がありますね。また、これまでかけてきた時間・お金・労力を振返り、やめることや捨てることにもったいなさを感じることも。

こうした場合は視点を変える必要があります。過去を振り返るのではなく、今やこれからの自分に必要か考えてみましょう。

グッズを手に入れた瞬間はやっぱり嬉しいですよね。そのような喜びは一時的に生活を豊かにしてくれますが、永続的なものではありません。

一時の高揚感がくせになってしまっているなら、グッズ集めという行為から離れる必要があります。グッズを捨てるより、グッズを買わないという一歩から踏み出してみましょう。

グッズを集めていないとオタクとして失格、と追い込みすぎている可能性も考えられます。

お金を積まなくても推し活を楽しんでいるオタクを見つけて、ロールモデルにすることで自分を客観的に見つめてみましょう。

一気に捨てようとしても難しく、途中であきらめてしまうのが現実。まずは紙類を50枚捨てる、などの小さな目標をコツコツ達成していきましょう。

断捨離の途中で捨てるか迷ったら勢いよく捨てることも大切です。すべて捨てる必要はありませんが、考える時間が長くなるほど取っておきたい気持ちが膨らんでしまうものです。

SNSにグッズアカがある人は、アカウントを停止させましょう。整理したグッズを売る時に使うのはいいですが、だらだら残しておくとリバウンドしてしまう原因になります。

自分一人でやりきるには根気が必要です。家族や友人・オタ友など誰でもいいですが力を借りるのも、継続には効果的です。

グッズを売る時には、出品期限と応じられる金額の限度を前もって決めておきましょう。だらだらとグッズを取っておいたり、取引に夢中になることを防ぐことができます。

何より大切なのが、グッズ厨をやめる目的です。

このグッズにかけたお金や時間でこんなことができる、と具体的にイメージしましょう。それが心が折れそうになったときに支えになってくれます。

いかがでしたか？グッズ厨の後悔や卒業方法をまとめましたが、まずは自分が楽しんでることが最優先です！

グッズ集めを含む推し活のような、ひとつのことに熱中できることはあなたの立派な長所。自信を持ってほかのことに挑戦し、目標や趣味を見つけてみましょう。